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2010年1月21日 (木)

小沢政治資金問題:揣摩臆測

昨日も書いたが、小沢一郎民主党幹事長の政治資金問題で逮捕された元秘書らの証言内容があまりにも頻繁にマスメディアに取り上げられる件について、検察の意図的なリークだとの指摘がある。

それが事実だとしたら、なぜ検察はそうした情報をリークするのか。単純に言えば、小沢幹事長に対する世論の心証を「クロ」に誘導するためというのが妥当な説明だろう。

ではそのことで検察にどんなメリットがあるのか。

ここで私などは答えが分からず行き詰ってしまっていたのだが、先日、J-Waveという東京のFM局が放送している『JAM THE WORLD』という番組で、かつての“ロッキード事件”との類似を指摘する発言があり、言われてみればなるほどと思った。

ご存知のように、“ロッキード事件”(Wikipedia参照)というのは、ロッキード社製旅客機の導入に絡み、当時の田中角栄総理大臣以下、政治家や大企業経営陣、大物右翼など多数の逮捕者を出した一大疑獄事件である。

細かい点は省くが、上記『JAM THE WORLD』のパーソナリティが指摘したのは、米国は贈賄側の関係者に司法取引による訴追免除を与えてまで真相を解明し、その結果として失脚した田中角栄が日中国交回復を果たした人物であったことと、昨年暮れ小沢幹事長が国会議員143人を含む600人もの大訪中団を引き連れて北京を訪問したこととの類似性だった。

小沢幹事長は米国および中国との「正三角形外交」を主張し、また中国の習近平国家副主席来日に際しての天皇との会見に関する「1ヶ月ルール違反」もあり、米国が快く思っていないことは容易に想像がつく。

この“よく似た表層”の説明として考え得るのは、「小沢外しは米国の利益になる」ということだ。

なるほどと思わせるシナリオである。で、それがもし真実だとしたら、検察と米国のインターフェイスとなっているのはあの組織だろうという推測もこれまた容易に成立する。

フィクションの世界の事なら“面白い”で済むのだが、舞台は日本の現実の政治であり、またあらゆる意味で“力をつけてきた”中国と超大国アメリカにはさまれ、荒波にもまれる木っ端のようなこの国の姿に暗澹とせざるを得ない。

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