« 短いブログ | トップページ | 小沢政治資金問題:揣摩臆測 »

2010年1月20日 (水)

政治の分かり難さ:普天間問題など

民主党小沢一郎幹事長の政治資金問題が世間の耳目を集めているが、その一方で、逮捕された元秘書の証言があまりに頻繁に報道されることに、「検察による意図的リーク」ではないかという指摘がある。

永田町や霞ヶ関に近い位置にいる人たちであれば、そうした事柄の“真相”や“裏情報”も見聞きし、入手することもできるのだろうが、私のような一般人にはそんな伝手はない。いきおい、マスメディアの情報に頼るしかないのだが、ネットや雑誌、ラジオなどにアクセスしていると、時折そうした“真相”や“裏情報”めいたネタが見つかることがある。

たとえば、民主党政権が先送りを決定した沖縄普天間基地の移転問題だが、米国が、日米で合意済みの辺野古沖移転に固執するのは、実は沖縄駐留米軍の最大の軍事的使命が「台湾有事への備え」だからだという説がある。

現在、朝鮮半島に関しては韓国駐留の米軍を抑止力とし、さらにその後方には在日米軍が控えている。ところが世界第2位の軍事大国であり、米国にとって最大の軍事的脅威である中国が直接の対象となる台湾問題では、その在日米軍が最前線に当たるということらしい。

したがって、台湾に近い沖縄の兵力を大幅に削減することは難しく、特に普天間を拠点とする海兵隊は、台湾での有事に際しては真っ先に投入される兵力であり、その輸送手段である大型ヘリの航続距離などを考慮すると、沖縄以外への移転は困難だとのことである。

ところが、その理由を声高に主張できないのは、当然中国の耳に入ったら一大騒動になるからであり、また日本国民にしても、そんなことが公になろうものなら「日本ではなく台湾を守るためかよ」との不平・批判が噴出しかねないということらしい。

政府首脳や主要官僚、軍事専門家の間では常識なのだろうが、こうした情報が秘匿された状態で、普天間問題を論じられても我々一般人には事の是非の正しい判断はつきかねることになる。今回の場合であれば、日本の安全保障にとっての台湾問題 ― ここから議論を開始しないと適切な結論にはたどりつけないのではないか。

|

« 短いブログ | トップページ | 小沢政治資金問題:揣摩臆測 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/220529/47347752

この記事へのトラックバック一覧です: 政治の分かり難さ:普天間問題など:

« 短いブログ | トップページ | 小沢政治資金問題:揣摩臆測 »