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2010年2月24日 (水)

トヨタの試金石

バンクーバー・オリンピックに浮かれている間に、トヨタのリコール問題が単なる技術的議論の対象から政治問題へと大きく変質してしまったようだ。

日本時間の明日未明から始まる米国連邦議会の公聴会では豊田章男社長が直接証言することになっているが(豊田社長の証言予定稿の要旨はこちら)、そこで対応に不備があれば米国におけるトヨタの立場はきわめて厳しいものになりかねない。

一説には、オバマ政権と民主党が主導権を握っている連邦議会は、破綻し現在は再建途上にあるGMへの支援を狙い(それは即ちGMに投じた公的資金回収の確保につながる)、「トヨタ・バッシング」を演出していると言われる。

確かにGM再建にとって、“トヨタの凋落”は追風になりこそすれ逆風とはなり得ない。

そうした米国側の政治的目論見を見抜けず、あまつさえ豊田社長が米国議会での証言を拒むかのような報道が為されたため、米国国内の世論は一段とトヨタに厳しいものとなったとも言われている。

往々にして歴史的転換点というのはリアルタイムで看取することはできず、はるかに通り過ぎてから気づくことが多い。後年、販売台数で世界一になった2008年がトヨタの絶頂期だったと評されることになるか―豊田社長はオリンピック選手以上の猛烈なプレッシャーの下で公聴会に臨むことになる。

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