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2010年3月 3日 (水)

将棋:第68期A級最終成績順位 三浦八段が挑戦者に

昨日(2010年3月2日)、将棋の第68期A級順位戦最終9回戦が行われた。前回まで6勝2敗で先頭を走っていた三浦弘行八段が最終局も勝ち、7勝2敗の成績で羽生善治名人への挑戦権を獲得した。

全5局の結果は次の通り。

    【勝】        【負】     【終局時刻】
△高橋道雄九段-▲谷川浩司九段 (23時34分)
▲佐藤康光九段-△丸山忠久九段 (0時22分)
▲森内俊之九段-△藤井  猛九段 (0時27分)
△木村一基八段-▲井上慶太八段 (0時55分)
△三浦弘行八段-▲郷田真隆九段 (1時7分)

第68期将棋A級最終成績順位(9回戦)(前回の成績順位

成績
順位
氏名/段位A級
順位
成績前回
順位
順位
変動
備 考
1 三浦弘行八段 8位 7勝2敗 1 -  挑戦 
2 高橋道雄九段 9位 6勝3敗 4  
3 森内俊之九段 3位 5勝4敗 6  
4 丸山忠久九段 4位 5勝4敗 2  
5 木村一基八段 5位 5勝4敗 7  
6 谷川浩司九段 7位 5勝4敗 3  
7 郷田真隆九段 1位 4勝5敗 5  
8 藤井 猛 九段 6位 3勝6敗 8  
9 井上慶太八段 10位 3勝6敗 9 -  B1へ降級 
10 佐藤康光九段 2位 2勝7敗 10 -  B1へ降級 

▲郷田九段-△三浦八段戦は総手数142手、終局時刻午前1時過ぎという壮絶な戦いだった。横歩取りの戦型から互いの飛車が縦横に動き回るのだが、本格的な戦いがなかなか始まらず、棋力の低いアマチュアにとっては理解し難い中盤の長い将棋だった。

88手目で初めて王手がかかり、94手目で大駒が先手陣に打ち込まれ、ようやく終盤へ。優劣も定かならぬねじり合いが続き、1分将棋の中で112手目に三浦が△6七銀と王手で打ち込んだ。

A921_2

これに対する郷田の応手が、局後の感想戦で敗着と結論付けられた▲8九玉。

A922

ここは▲6七同銀でも同金でも、とにかく清算してしまえば先手の勝ちだったとのことである。勝ちを逃した郷田だったが、それでも必死に食い下がる。また三浦もなかなか決め手を見つけられない。たとえば118手目、△7八飛と打ち込んだが、ここは△8九飛打というただ捨てが正解だった。

A923

▲8九同玉△7八銀打▲9八玉△8七銀成▲同玉△6九角成▲8六玉△6八馬…で先手玉は詰んでいた。局後、この手順を指摘されると対局者は2人共驚いた表情を見せたという。因みにこの手を指摘したのは将棋会館に来ていた奨励会会員だった。

最終的には郷田が三浦玉を攻めに行って、詰ますことができず142手で投了となった。三浦は初めての名人位挑戦。七番勝負は4月8日から始まる。

また、井上八段が敗れて3勝6敗となり、既に降級が決まっていた佐藤九段と共に来期はB級1組で指すことになった。

ここで全9回戦における成績順位の変動を下図に示す。

68a

成績順位トップに立ったことがあったのは、郷田、森内、谷川、三浦の4人。この内谷川と三浦は最後まで挑戦権争いにかかわっていた。逆に最下位の10位になったのは井上、藤井、佐藤の3人で、井上と佐藤が降級になった。

来期はどんな戦いになるか、また羽生-三浦の名人戦も楽しみに待つことにしよう。

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