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2010年5月27日 (木)

「美談」の真実

2010 W杯南アフリカ大会が近付いてきたせいだろうか、テレビでもサッカー関連の番組が増えてきた。そのひとつ、NHK BSの『ワールドカップが生んだ絆』という番組で驚きの事実が公表された。

2002年W杯日韓大会で、デンマーク代表チームは和歌山をキャンプ地として選んだ。その和歌山でのファン交流でこんなことがあった(リンク先の後半に書かれているのが問題の「美談」である)。一時期ネットで大きな話題になり、ついには『少年とストライカーと約束』というタイトルで本にまでなった(双葉社刊)。「ワールドカップ、トマソン、美談」のキーワードで検索すれば、今でも多数のヒットがある。

ところが、今夜(10年5月27日)放送された上述の番組でインタビューを受けたトマソン自身がこう答えたのである。

「その話は知りませんでした。第一私は手話ができませんし、一人っ子です」

番組では「和歌山の人たちとデンマークチームの交流が生んだフィクション」だとして、少々取り繕うような扱い方をしていたが、実話として語られてきた作り話を「フィクション」と呼ぶのには抵抗を感じるし、そんな擁護をする必要もないだろう。

日韓大会から8年間、世間を騙しつつも感動させてきたこのエピソードは見事な作品であり、この美談を創り出した人物もさぞや満足していることだろう。

Wikipediaの説明には早くも作り話だったことが追記されている。

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