« 季節はずれの『聖夜』♪ | トップページ | ショーゲキ写真 »

2010年5月14日 (金)

ネット上の墓標

ネット上での知り合いの方が亡くなった。昨年初めに食道癌であることが分かり、治療を続けてきたが、薬石効なく先月他界された。まだ51歳だった。

一度も会ったことがなく、顔すらも知らない人ではあっても、ネット上のつながりというのは不思議なもので、やはり寂寥や喪失感は禁じえない。

おそらく、これから徐々にこうしたケースが増えてくるのだろう。

今、インターネットを盛んに使っているのは、たぶん私などの年代(50代)から10歳ほど上までが最年長ユーザー層なのではないだろうか。もちろん、もっと年配でPCやインターネットを活用されている方は大勢いるだろうが、一定のユーザー層を形成するほどには多くないような気がする。

仮に、50代、60代がユーザー層として最も高齢だとして、あと10~20年もすると日本人の平均寿命に近づいてゆくわけで、否応なしに死というものが現実の中に顔をのぞかせてくるようになる。想像したくはないが、運営していた人が亡くなって更新されなくなったり、閉鎖を余儀なくされるブログやホームページなども出てくるだろう。

その数が増えてくればプロバイダーとしても放置しておくわけにいかず、何らかの対策を取るようになり、運営者が亡くなったことが確認されれば、そのことを知らせるメッセージを用意されるようになるかもしれない。

「あなたがお探しのブログ「XXXXの日記」は200X年XX月より20XX年XX月までこの場所(URL:XXXX)にありましたが、運営者の死去に伴い20XX年XX月XX日をもって閉鎖されました。多くの方たちに読まれ愛された「XXXXの日記」のことを後々まで末長く伝えるため、ここに記す次第です。」

ただ、このネット上の墓標には欠点があって、末長くとはいうものの、現実の墓標と違いネットというバーチャルワールドではプロバイダーやサーバーのトラブルで一瞬にして消え去ってしまうこともあり得る。それでも、「404 File Not Found」という素っ気ない表示よりはマシのような気がする。

|

« 季節はずれの『聖夜』♪ | トップページ | ショーゲキ写真 »

その他」カテゴリの記事

コメント

昨年、突然の入院騒ぎを起こして以来、この問題はときどき私も考えることがあります。

入院先に有料端末があることは以前の入院でわかっていましたし(2006 年。あのときから何にも進歩してないのが、さすが公立施設というべきか)、昨年のような、言ってみれば単なる外科の入院であれば、何日間か愛読者 ^^; のみなさんにご心配をおかけすることはあっても、復帰のご報告ができるわけですが、自分のブログの更新が、ある日突然止まってそのままになる、というのはあまり考えたくない事態です。

「1か月更新がなかったら電話してくれる」みたいなサービス(有料でもいいから)があるといいかな。

投稿: baldhatter | 2010年5月16日 (日) 17時16分

これに似た話題は、以前「ブログの後始末」という題で書いたことがあるのですが、今の状態が今後10年なり続くと冗談抜きで、「404」メッセージに遭遇することが増えて行くと思います。
利用者が自分で処理できない状況ということですから、プロバイダーが何かしら対策を講じるべきだと考えます。
そうですね、電話を利用する手はあるかもしれませんね。少し考えて、いちどNIFTYに提案でもしてみましょうか。

投稿: Jack | 2010年5月17日 (月) 03時13分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/220529/48360329

この記事へのトラックバック一覧です: ネット上の墓標:

« 季節はずれの『聖夜』♪ | トップページ | ショーゲキ写真 »