« 「たねまる」、その後 | トップページ | 代表メンバー発表(仮想)記者会見 »

2010年5月 2日 (日)

噴火の後始末

先月噴火してヨーロッパの航空路線を中心に大きな経済的被害をもたらしたアイスランド・エイヤフィヤトラヨークトル山の噴火はどうやら沈静化してきたようだ(被害はヨーロッパの航空業界だけで17億ドル以上といわれている)。

Mag_cover

このタイミングで偶然の一致だろうが、雑誌『ナショナルジオグラフィック』5月号が過去に起きた2つの噴火を取り上げている。

1つは日本の三宅島・雄山の噴火である。2000年7月に発生したというから間もなく10年が経とうとしている。三宅島の住民は全員が避難を強いられ、結局島外での避難生活はおよそ4年半に及んだ。2005年に帰島が認められたが、現在の人口は噴火前の7割に留まっている。また一部の地区は今も立入りが禁止されている。

もう1つ、ナショジオが取り上げたのがアメリカ・オレゴン州のセントへレンズ山。この火山が大爆発を起こしたのは1980年5月。30年前のことである。セントへレンズはその爆発で山型が大きく変化した。周辺の湖や川も形や流れが変わった。周辺の森林はほぼ壊滅状態となり、大量の倒木が湖に流れ込み、いまだに湖面を覆っている。

そのセントへレンズ山は、今「国定火山記念物」(National Volcanic Monument)に指定されていて、生態系を自然に再生させるため立入りが制限されている。また、再生過程を観察・研究するために、一部の地域は特に規制が厳しく、一般人はまったく入ることができない。そのため、立入り禁止区域内の湖には体長50cm以上のニジマスがいることが確認されているが、誰も釣りに行くことができない。なお、そのニジマスは何者かが噴火後に持ち込んだものであることが研究の結果わかっている。

爆発が激しいものであったため、今も植物が生えていない場所が多いようだが、徐々にそして確実に再生は進んでいるとのことである。

|

« 「たねまる」、その後 | トップページ | 代表メンバー発表(仮想)記者会見 »

その他」カテゴリの記事

コメント

三宅島、高校のとき毎夏のように行ってました。噴火するより20年以上前のことです。

噴火した雄山にも登りましたし、溶岩流が流れ込んでしまった何とかいう池も見にいったことがありました。いつも同じ民宿にお世話になっていたので、そのご一家がどうなったのかとか、気になっています。

投稿: baldhatter | 2010年5月 3日 (月) 15時42分

三宅島には私も一度だけ行ったことがあります。1971年の夏でした。
それまでに大島には何度か行っていたのですが、三宅島はそれが初めてでした。なにぶんにも大昔のことなので記憶が定かでないのですが、トコブシがおいしかったと記憶しています。釣りが好きな人には天国みたいなところだと聞いたことがありました。
現在も火山性ガスが噴き出していて、北部の三池地区は住民の方たちも立ち入ることができません。そんな島に人々が戻ってきたのは、「海の幸、山の幸、人の情け。島の恵みは本当に深い。ぜいたくさえ言わなければ、幸せいっぱい」な土地だからということのようです。
住む土地にそこまでの愛着を持てるってすごいことですよね。

投稿: Jack | 2010年5月 4日 (火) 00時01分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/220529/48248291

この記事へのトラックバック一覧です: 噴火の後始末:

« 「たねまる」、その後 | トップページ | 代表メンバー発表(仮想)記者会見 »