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2010年6月12日 (土)

お奨め本:「サッカーの見方は1日で変えられる」

1_2女性に多いのだけれど、サッカーは分かりにくいと言う。見ていて、何でシュートを打たないの? 何であんなところでこけるの? 何で…? 何で…? と分からないことがたくさんあるかららしい。

実はそうした質問の大半に対する答えは単純で、「サッカーでは手が使えないから」なのである。誰でも分かることだが、足は手ほど自在には動かせない。ボールをつかむことができない。しかも、ボールを扱うのに使えるのはどちらか一方の足に限られる(もう一方の足は立ってるために使わなければならない)。

なのでサッカーには、傍から見ているともどかしいプレーがいっぱいあるということを了解してほしいのであり、その点さえ了解できれば、あとは実にシンプルなスポーツである。要は相手のゴールに(反則なしで)ボールを入れればよいだけのこと。

ただそこはスポーツである。当然守るべきルールがあり、その制約の下に各チーム、各選手はいろいろな工夫をしてくる。その「工夫」の部分が分かると、サッカーというゲームが一段と面白くなる。

この『サッカーの見方は1日で変えられる』(木崎伸也著、東洋経済)は、その「工夫」の部分を理解するのを手助けしてくれる本である。

スポーツライターである著者は、これまでの取材で会った国内外の監督などサッカー関係者に、よいチームの見分け方とはどんなものかを尋ね、その回答からポイントを整理・抽出して本書にまとめ上げた。

全体は「初級編」、「中級編」、「上級編」に分かれているので、「初級編」だけでも一読すれば、確かにサッカーを見る目が変わるだろう。もちろん、サッカーが好きで長年見続けてきた人なら、「初級編」をとばして「上級編」だけを読んでもよいかもしれない。ま、できたら全編を読むことをお奨めするが。

わたし? 当然、「上級編」だけを読みました ― と見栄を張りたいところだが、「初級編」が大いに役立った。

最後に著者が厳選した「サッカーの見方を変える10の方法」をご紹介する。

  1. ボールが前に進んでいるか?
  2. ボールを追い越していく選手がいるか?
  3. ゴール前に飛び込む選手がいるか?
  4. DFラインの前をブロックできているか?
  5. 1人あたりのプレー時間が2秒以内か?
  6. 縦パスが入っているか?
  7. 動いている選手の足元にパスをドンピシャで合わせているか?
  8. DFラインがペナルティエリアの幅にちょうど収まっているか?
  9. 組み立ての種類が2つ以上あるか?
  10. 飛び抜けた選手が1人以上いるか?

折しもサッカーワールドカップが始まり、これから約1ヵ月間、毎日世界クラスの試合が展開される。明後日には日本代表も登場する。この本を読んで、これまでとは違った角度からサッカーを観戦すれば面白さも倍増するはずだ。

それとこの本、子供たちにサッカーを教えているコーチたちにもお奨めする。ここにある情報を基に工夫次第でいくらでも面白い練習方法を考え出せるはずだから。

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