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2010年7月 7日 (水)

サッカーの審判

ワールドカップの話をしている内に、サッカーのプレーやルールは知っていても審判のことは知らない人が多いことに気づいた。

そこでもうワールドカップも最終盤に近づき、残り3試合しかないが案外知られていない審判の動き方について説明しよう。

ワールドカップに話を限定すると、1つの試合は、主審1名、副審2名、第四の審判1名、予備副審1名の合計5名が担当する。この内予備副審については、大会によっては設けない場合がある。

主審とはピッチ内にいて選手たちと一緒に走り回っているあの審判である。副審とは旗を持ってタッチライン沿いに立っている審判だ。知らない人が見れば気づかないだろうが、彼らはただむやみに走っているわけではない。ある一定のパターンに従って走っているのだ。

下の図を見ていただきたい。

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図中の赤い線が主審が移動する際の基本動線である。ピッチの外に描かれた青い線は副審の動線である。2人の副審はそれぞれ、ピッチの半分を受け持つが、それはメインスタンド(またはバックスタンド)から見て常に右側の半分である。

主審は副審がいるのとは反対側のコーナーを結ぶ対角線上を移動する。こうすることで、広いピッチをわずか3人でカバーすることができる。

なので、ファウルがあった場合など特別な事情がない限り、主審が(左の図で言えば)右上のコーナーや左下のコーナー付近に行くことはない。

とはいえ、優秀な審判はこの基本動線に従いながらも臨機応変に動き、判定を下す時はその対象となったプレーの近くにいて、状況をよく見ているものである。そのため、イエローやレッドのカードを出されたプレーヤーも文句が言えない。

オランダ対ブラジル戦の西村さんが、相手選手を踏みつけたブラジルのフェリペ・メロにレッドカードを出した時も、その場の近くにいたため、あれほど素早く、自信を持って、毅然と退場処分を下すことができたのだ。

ところで優秀といえば、今朝のウルグアイ対オランダ戦の笛を吹いたイルマトフ審判(ウズベキスタン)は今大会5試合目の担当だった。評価が高い審判ほど試合数が多くなるのは当然で、これまでに4試合を担当した西村さんが5試合目の笛を吹く可能性もある。となると残る試合は3位決定戦と決勝戦しかない。

明日以降の発表を期待して待つことにしよう。

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