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2010年7月26日 (月)

電子書籍の新聞広告

Photo昨日、朝日新聞に電子書籍の連合広告が掲載された。私が知る限りでは初めてのことである。

それを見て思った ― ここまできたかあ。

村上龍や瀬名秀明など一部の作家は既に紙版ではなく電子版を優先して自著を出版している。今後この傾向はますます強くなっていくだろう。ただ一気に出版のペーパーレス化が加速することはないと思う。電子出版が定着していくためには、「ハードウェアの使い勝手」、「ソフトの充実」、「ハード/ソフトの価格」でより一層の改善・拡充が必要だろう。

自分ではiPadもKindleも持っていないので、細かい使い勝手などは分からないが、聞くところによれば日本語の電子書籍を読もうとする場合、専用アプリケーションをダウンロードしなければならないことが多いらしい。またハードウェアの重さも気になるところで、現在のモデル(iPadの場合)は電車の中などで片手で持って読むには重すぎるようだ。

また電子出版が拡大しても、たとえば写真集や絵本などは紙版が残るだろうし、好きな作家の作品は紙版も手元に置きたいという読者もいるだろうから、電子と紙の二極化へと進んでいくのではないだろうか。

電子化ということでは、新聞の方が適しているように思うのだけど、あちらは全国津々浦々まで張りめぐらせた新聞販売店による宅配サービス網という巨大インフラの存在や、広告契約の内容や広告料体系がネット広告とは大きく異なるなど諸々の足かせがあって電子化には二の足を踏まざるをえないのだろう。

果たして、電子書籍は普及するのか、するとしたらどの程度の勢いで普及していくか ― 今後の広告展開に注目してみることにする。

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コメント

私も何度かエントリにしていますが、電子書籍化の歩みの遅さは話になりません。

新聞業界における巨大インフラと同様、書籍の世界でも印刷会社と取次を筆頭とする流通システムの存在が障壁になっていることは判りますし、書籍というのはひとつの文化ですから、無数の利権やら思惑がからんでくるのはしかたありませんが、それにしても頭が固すぎ。

Jack さんが書いているように、単独アプリばかりである点も意味不明です。どうして iBook なり i文庫なりのフォーマットにできないのか。

投稿: baldhatter | 2010年7月27日 (火) 08時11分

>電子書籍化の歩みの遅さは話になりません

あわてない、あわてない^^
えー、本屋さんに代わって弁明するわけではないのですが、功罪いろいろありますが、
それでも日本の書籍流通販売システムというのは、それなりの役割を果たしてきた、
なのであそこまで発達したわけです。
けれど、どうやらパラダイムシフトが起きつつある。そんな時、旧システムが有能で
あるほど、パラダイムシフトは遅々として進みません(既得権益とかいう点はこの際
抜きということで)。
その逆の典型例がアフリカにおける携帯電話の普及。もともとインフラがなかったので、
それこそ燎原の火の如き勢いで広まっているようです。
日本の電子出版は普及にもうしばらく時間がかかるでしょうね。

投稿: Jack | 2010年7月28日 (水) 10時03分

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