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2010年7月30日 (金)

火保図

「火保図」(かほず)というものをご存知だろうか。正しくは「火災保険特殊地図」といい、火災保険料率算出の資料とするために、戦前の昭和3年から15年にかけてと、戦後昭和22年から30年頃にかけて、東京や大阪、京都を対象に調査・測量を行い作られた地図のことである。

保険会社の依頼を受けて作成に当たったのが都市整図社という会社で、同社は現在も渋谷区にあり、火保図についてもコピーを販売している(参照)。

火保図を見ていると、今では大きな商業ビルやオフィスビルが立ち並ぶ一帯も、かつては個人の住宅が少なからずあったことが見て取れる。

Photo左はファッションの街として知られる原宿・表参道と青山通りが交わる神宮前交差点付近の昭和10年頃の様子である。ご覧の通り、個人の住宅が大半を占め、また表参道がこの交差点を境にして道幅が大きく異なっていたことが示されている。

少し前から江戸時代の古地図がブームになっていると聞くが、さすがに江戸時代と現在とでは道路の配置が大きく異なっており、地図に描かれている街並みを想像することはかなり困難である。その意味では、この火保図というのは70年ほど前の東京の姿を知ることができ、今なおその面影を探し出すことは難しいことではない。もっとも東京(または大阪や京都)に縁もゆかりもない人にとっては、あまり大きな意味を持たないのかもしれないが。

では私にとってはどうなのか ― 今日、火保図を取り上げた理由については明日ここに書く予定にしている。

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