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2010年8月21日 (土)

目の話:初めてのメガネ

ずっと視力は1.5だったが、長じてから視力が下がり、メガネを初めて作ったのは24歳の時だった。そのきっかけになったのはバスに乗れなかったこと。

何故あのバス停から乗ることにしたのか定かなことは思い出せないが、それは始発のバスターミナルから2つめか3つめのバス停で、そこから乗る人はほとんどいない。だが始発ターミナルに近いため、ターミナルを出たバスは、路線の違いにかかわらず大半がそのバス停を通る。

したがって、自分の乗りたいバスかどうかは、走ってくるバスの正面に書かれた路線番号か行先名で判断し、手を上げて止まってもらわなければならない。ところが、視力が落ちていた私にはその番号や文字を判読することができない。読めた時には既にバスは通り過ぎかけていて、それから手を上げても運転士も停車しようがない。

そうやって数台のバスをつかまえ損なった後、私は諦めて歩いて帰ることにした。

もちろんそれ以前から視力の低下は自覚していたのだが、バスにも乗れないのかと少々情けなくなったのを覚えている。ただ私の長所の一つは気分転換の速さ。落ち込んだものの、「そうだどうせメガネを作るなら、あれにしよう」と、作るメガネのデザインを直ちに決め、そうなるとメガネを作るのが楽しみになった。

Photo決めたのは映画『わらの犬』で主人公を演じたダスティン・ホフマンがかけていたメガネだった。

それからはあちらこちらの店を覗いて、件のメガネを探したのだが、結局まったく同じデザインのものは見つからず、ブリッジがフレームの上端と一直線の形をしたモデルで手を打つことにした。それがいけなかった。妥協したせいで、せっかく作ったのに使う気になれない。メガネは机の引き出しにしまわれたままとなる。

結局私がメガネを常用するようになるのはそれから2年ほど後、車の運転をするようになってからだった。

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コメント

『わらの犬』のときのホフマンのこの眼鏡って、ツーポイントかな?

私は高校に入ってすぐ、16 歳から眼鏡常用になりました。中学生の頃、部屋の電気を暗くしてスタンドの灯りだけつけるという習慣があり、それがいけなかったのだろうと言われましたが、わりと最近になって、そういう照明の使い方が眼に悪いという根拠はない、という話も読みましたから、関係なかったかもしれません。

初めての眼鏡はシルバーのメタルフレーム。(たぶん)東大近くにあった老舗っぽい眼鏡店で作りました。どういうわけか、英語の恩師がわざわざその店に連れていってくれたので。最近は John Lennon ブランド一筋ですが、新調するには特定の店に行かねばなりません。

投稿: baldhatter | 2010年8月22日 (日) 11時57分

>最近は John Lennon ブランド一筋です

自分に合うフレームって、そうそう変わらないですよね。今日(8月22日)のエントリーに
書きましたが、私はティアドロップ型が好きだし、似合うと思っています。
ところが今、そのティアドロップ型は人気がなく、店にも置いてありません。なので、古い
フレームをひっぱり出してきて、レンズを交換しようかと考えているところ。

誰だったか忘れましたが、アメリカの映画俳優で日本にくるとメガネのフレームを大量に
買って帰るという人がいました(靴の大量買いはクラプトンが有名ですね)。

投稿: Jack | 2010年8月23日 (月) 00時04分

> 私はティアドロップ型が好き

その名前は初めて知りましたが、「ナス型」とも言うタイプですよね。私、John Lennon フレームにする前は、長い間それでした。

昨日のコメントでは書き忘れましたが、私は自分の顔がなんとなく間延びしているというか、アクセントに乏しい顔だと思っていたので、眼鏡をかけるようになったのが嬉しかった記憶があります。その中でも、ナス型は特に自分の顔に合っていたと思っています。

投稿: baldhatter | 2010年8月23日 (月) 07時48分

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