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2010年8月23日 (月)

目の話:近近メガネ

近近の2焦点メガネを作ったきっかけは誤訳だった。

年が明けて間がない頃、今ではもっとも古いお付き合いになってしまったある翻訳会社の社長自らが電話をかけてきた。滅多にあることではないのだが、時期が時期だけに「年始の挨拶かな」と軽い気持ちで、あけましておめでとうございますと一通り挨拶を済ませると、社長がこう切り出した。

「Jackさん、どうしたの?」
「はあ?」
「今度の翻訳、間違いがたくさんあるって担当者が困ってるわよ」

言われて確認してみると、複数個所で「project」と「protect」を見間違えて訳していた。電話の前で平身低頭。即座に訂正した文を送ったのは言うまでもない。

その時、新たにメガネを作る決心もしたのだが、家庭内の事情から結局8月まで先延ばしになってしまった(「目の話:初めての眼医者」参照)。

Photoそしてようやく作ったのが左のメガネ。一時期流行った、下側がややとがった少々いびつな円形のフレームで、流行が終わりを迎えていたからだろう、半値で入手したと記憶している。

近眼鏡を使っていたのでメガネには慣れていたが、近距離用メガネは近眼鏡と違い、見える範囲が非常に限定される。このメガネの場合だと、レンズの下側を使った場合におおむね40cm離れたところがよく見えるよう設定されているが、それが50cmになると途端に見づらくなる。それはメガネを使い慣れた者にとってはある種驚きであり、それまでの近眼鏡とはまったく違うものだ、ぐらいの認識の変更が必要だった。

幸いこのフレームは使いやすく、多少の慣れが必要な近近用としては適切な選択だったと思っている。レンズが大きいため、2つの焦点間の距離が十分あり、漸次変化していく見える領域(明視域というようだ)の変わり具合が極端にならないという利点がある。レンズは一度取り替えたがフレームは13年間使い続けている。普通、10年も使うとフレームが劣化してくるのだが、このメガネは家の中でしかかけないため、汗をかくことがなく、それが長持ちの理由の一つになっているようだ。

このメガネはかけ心地もよく、見やすく、疲れることがない。壊れるまで使い続けるつもりだ。

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