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2010年9月12日 (日)

ファットスキャン (3)

体脂肪を落とす方法の前に、なぜ体脂肪を落とそうとしているのか、その理由についてちょっと書いておこう。

現在のところ、私の運動の目標が「オープンウォータースイミング」であることは、先日書いた通り。ゆくゆくは、5kmとか10kmの長距離にも挑戦したいと思っている。が、とりあえずは1km~3kmの完泳が目標である。

ご存知だろうが、水泳にはある程度の体脂肪が必要である。一つには浮力の確保であり、もう一つは(特にオープンウォーターでは)体温維持に有効である。また重力との戦いでもある陸上の運動と違い、水中では脂肪が不利に働くことがない。

世界のトップスイマーたちを見ても、他の競技のように「贅肉ゼロ、筋肉だけ」といった体の選手はあまりいない。日本の北島康介選手もそうだが、みんな多少の脂肪が付いた体つきをしている。

とはいえ、それでも体脂肪率は多くて10%前後であり、20%以上もあればやはり不利に働くようだ。私の現在の体脂肪率は20%弱。これではまだまだ、オープンウォータースイミングなどと口にもできない状態だ。

先月、プールで1000mを完泳した時のことだった。休憩時間になり、プールサイドのベンチに座り、水分補給をしていると、前のベンチに男の人が座った。脇に置いたスイムキャップには「湘南オープンウォーター」の文字。思わず、「湘南オープンウォーターに参加されたことがあるんですか」と尋ねてしまった。

私の質問にふり返った男性は、60代半ばぐらいだったろうか。「ああこれね、毎年参加してるんですよ」と笑って答えてくれた。その三角筋は見事に盛り上がり、直腹筋はきれいに割れていた。

なるほど、これぐらいの体型にならないとオープンウォーターには挑めないんだろうな、と勝手に合点。「プールではどれくらい泳がれるんですか」と、泳ぐ距離を尋ねてみた。答えは予想外のものだった。

「50分間」
「はっ?」
「50分間泳ぎ続けるんだよ。そんぐらい泳げれば、あの大会の2.5kmはいけるよ」

なるほど、距離ではなく時間を指標に泳ぐのか。

それはマラソンの練習にもある。距離ではなく、時間を目安に休むことなく走り続けるのである。それを時間指向ラン(Time-oriented run)という。3時間なり4時間なり、マラソンを走る際の目標時間を連続して走りきるのが一応の目標で、さらにはその1.5倍の時間を連続して走ることができれば完璧である。

スイムでも同じことだ。目指す距離を泳ぐのに要する時間を休まずに泳ぎ続ける練習というのは理にかなっている。仮に2.5kmを泳ぐとすれば、私の普段のペースならちょうど50分だ。

ただ、言うは易し、行うは難しである。その日、私は初めて1000mを泳ぎきることができたばかり。時間にすれば25分ほどかかっていた。50分間、2.5kmを泳ぐには、プールサイドで会った男の人ぐらいの三角筋と腹筋が必要なのだろう。

腹部の脂肪を落とそうと決めたのは、まさにその時だった。

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