« 失言の効用 | トップページ | 「はやぶさ」Mission Completed »

2010年11月23日 (火)

ドーナツ盤『ブルーギター』と『リンゴ』

このブログをご覧になっている方の大半が、今日取り上げる歌手を知らないと思う。でも、少し説明すると、「ああ、あの人」と合点される方もいるだろう。

歌手の名はローン・グリーン(Lorne Greene)。

Photo_2左のジャケット写真を見て、即座に何者かが分かった方は50代か西部劇ファンだろう。

ローン・グリーンは、日本では1960年7月から1962年4月まで放送された(Wikipediaによる)テレビ劇『ボナンザ』で主人公ベン・カートライトを演じた俳優である。

1915年カナダ・トロント生まれのグリーンは最初、ラジオニュースのアナウンサーとしてキャリアをスタートさせ、第二次大戦中にはニュース映画のナレーションなどもやっていたようだ。戦後アメリカに移り、1959年に制作が開始されたテレビ劇『ボナンザ』で、物語の中心であるカートライト家の父親役に選ばれ、『ボナンザ』の大ヒットにより一躍脚光をあびる。

その後映画にも進出し、1987年に72歳で没するまでに60本以上のテレビ・映画に出演した。

この『ブルーギター』も物置から出てきたレコードの1枚で(経緯はこちら)、日本で発売されたグリーン2枚目のシングル盤である。B面には『ボナンザ』の主題歌が収められている(YouTubeで探してみたのだが残念ながら、『ブルーギター』は見つからなかった)。

では1枚目のシングル盤は何だったのか。それが下の『リンゴ』である。このレコードも以前はわが家にあったのだが、現在は手元にない。

タイトルの「リンゴ」とは、西部開拓史にその名を残すガンマン「リンゴ・キッド」こと「ジョニー・リンゴ」のことである。だが史実にあるジョニー・リンゴの最期とこの曲に描かれたストーリーとはまったく異なっている。また有名な映画『駅馬車』に登場する「リンゴ・キッド」(ジョン・ウェインが演じた)のエピソードも史実とは違っているようだ。

その点は、日本でも幕末から明治にかけて実在した侠客の清水次郎長やその子分たちの話が浪花節や小説では、実際とはかけ離れた形で描かれているのに似ている。とかく、アウトローというのは話のネタになりやすいということか。

なお、このローン・グリーンの『リンゴ』はもう一人の実在のガンマン「ビリー・ザ・キッド」の最期を下敷きにしているようだ。

ではローン・グリーンの声をじっくりお楽しみいただこう。

|

« 失言の効用 | トップページ | 「はやぶさ」Mission Completed »

音楽」カテゴリの記事

コメント

なんと懐かしい!!!ハイ、50代です。
ついLorne Greenの「ボナンザ」もネットで聞いてしまいました。
そのうちに一番下の息子がマイケル・ランドンだったと知り驚きました。
というのもカートライト兄弟のうちで一番下の息子が余り好きではなく・・・
でも「大草原の小さな家」では素的なお父さんでした。
Lorne Greenという名前は知りませんでしたが、彼の声はクリアで良いですね。
私が「ボナンザ」を見ていた頃は吹き替えだったのですから、彼自身の声は聞いたことがない訳ですが、「ボナンザ」のお父さんの声に聞こえるのが不思議。
こちらのケーブルテレビにはOldiesのチャンネルがあり、「奥様は魔女」、「魔法使いの何とか・・・ジェニー?」、等々流しています。声というのは意外とイメージを左右させますね。「奥様は魔女」のサマンサの声が日本の声優とは全然違った声でちょっと失望した記憶があります。
でもLorne Greenの声は確かにカートライト兄弟のお父さんの声でした!

投稿: billabong | 2010年11月24日 (水) 00時02分

さしもにこの歌も歌っている人も知りませんでした。

マ、マイケル・ランドンって懐かしい。吹き替えでしか聞いたことがありませんが、本物の声はどうだったのでしょう。『大草原・・・』はこちらでも人気で、今でも雑誌で特集があったりします(仏語の雑誌です)。

先日、野沢那智さんの訃報をみて、びっくり/がっかりしました。ナッチャコ・パック最終回をテープにとって持っていますが、それほどのファンでもアラン・ドロンやブルース・ウィリスの本物の声を聞いて吹き替えより本物を好きになりました。本物を聞いてイメージが狂い、私が日本語の方を好むのはコロンボだけです。

物置の片づけって、確かに時間がかかりますが、宝箱を開けたような感じですね。うちにもビニールレコードがありますが、それを聞く蓄音器がありません。

投稿: pompon | 2010年11月24日 (水) 01時35分

アメリカでは(他の国でもそうでしょうが)、映画スターは容姿だけでなく、
声もハンサムであることを求められるそうです。確かに、往年のハリウッド
スターは皆声が良かったか、個性的であったような気がします。声が
よくなくて、スターになったのはケビン・コスナーぐらいでしょうか(偶然
ですが、YouTubeの「リンゴ」にはそのケビン・コスナーの写真が使わ
れてましたね)。

投稿: Jack | 2010年11月25日 (木) 00時16分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/220529/50113494

この記事へのトラックバック一覧です: ドーナツ盤『ブルーギター』と『リンゴ』:

« 失言の効用 | トップページ | 「はやぶさ」Mission Completed »