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2011年3月26日 (土)

4種類の放射性物質測定値:於東京世田谷

都立産業技術研究センター駒沢支所(世田谷区奥沢)で、大気中の浮遊塵に含まれる放射性物質を測定していることは先日取り上げた

同センターでは現在も測定を続けており、その結果も発表している。

ただ3月24日からは、関東各地で水道水から放射性物質が検出されたことを受け、「当面は水道水及び都内産農産物(検体)の放射能の測定を優先して実施するため、大気浮遊塵中の核反応生成物については、8時間ごとの測定」とすることになってしまった。

計測時刻に統一性がないということで、科学的観点からすればあまり意味はないのかもしれないが、3月13日から昨日までの13日間の最高値をグラフにしてみた。

まず各日の最高値は次の通り。

計測日 ヨウ素131 ヨウ素132 セシウム134 セシウム137
3月13日 0 0 0 0
3月14日 0 0 0 0
3月15日 241 281 64 60
3月16日 22 15 4.7 4.8
3月17日 0.2 0.3 0.1 0
3月18日 0.2 0.4 0.1 0
3月19日 0.3 0.2 0 0
3月20日 1.3 0.3 0.6 0.5
3月21日 15.6 4.3 6.8 6.6
3月22日 23 4.5 0.4 0.4
3月23日 23 3.1 0.5 0.4
3月24日 0.3 0 0 0
3月25日 0.1 0 0 0

上記をグラフ化してみた。

Photo_3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3月11日 M9.0の大地震発生
3月12日 東電福島第1原発1号機建屋で爆発発生
3月13日 測定開始
3月14日 東電福島第1原発3号機建屋で爆発発生
3月17日 3号機建屋にヘリによる水の投下、警察・自衛隊による放水
3月18日 3号機建屋に在日米軍の消防車による放水
3月19日 3号機建屋に東京消防庁による放水
3月20日 3号機建屋への放水継続
3月21日 3号機建屋への放水継続

上記のグラフからは、14日の3号機建屋爆発の翌日に大気中の放射性物質が急激に増えていることが分かる。また18日から始まった3号機建屋への放水後から、ことにヨウ素131の値が増加している。

現在関東などで問題になっている水道水の汚染の中心となっているのがヨウ素131のようだが、これは3号機への放水と関係があるのではないだろうか。

岩手、宮城では仮設住宅の建設など、復旧・復興への動きが見られるようになったが、いまだに事態収拾の目途が立たない福島第1原発の周辺では、住民の人たちは先の見えない避難生活を続けている。ただただ頑張ってという以外に言葉がない。

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