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2011年3月 6日 (日)

春知らせ鳥到来

今朝のこと、寝床でぐずぐずしていると、「ケキョッ」と澄んだ鳥の鳴き声がした。続けて、「フーフケキョッ」とまだ鳴きなれないのか、少しなまった声が続く。今年初めて聞くウグイスだった。

数日前に、お隣の庭にある沈丁花のつぼみが大きくなり、うっすらと桃色を帯びているのに気付いた。枝垂れ梅も咲いている。どうやら春も角のすぐ向こうまで来ているようだ。

京大に端を発した入試問題のネットへの流出問題は、どうやら19歳の少年が合格したい一心でやってしまったことのようだ。それ自体は大昔からあるカンニングであり、警察が動くほどのことではないのだが、今回の問題はカンニングがネットの「拡大再生産機能」によって無制限に膨らみ、入試自体が成立しなくなる場合さえあり得るという潜在的な問題を明らかにした点にある。

考えてみてほしい。今回のカンニングを実行した本人が、ネット経由で寄せられた「解答」を利用したように、他の人間も利用することは不可能ではなかったわけだ。現時点ではそうした人間がほかにいたのかどうかさえ分かっていない。

常識的には、試験を受けている人間が、見つかれば試験会場から追い出される危険を冒してまで、あるかどうか分からない解答を求めて携帯電話でネットにアクセスするなどは考えられないことだが、それはネットを知らない者の常識で、ネット上においては特定大学の入試問題がほとんどリアルタイムで流出していることは一部でよく知られていたことだったようだ。

ほかにもこの問題をめぐっては、大学入試の在り方そのものを問う議論などもあり、百花繚乱の感があるが、ひとつ気になったのは「大学側にも責任がある」という論。一見きわめて当然至極のことに思えるが、この主張、いわゆる性善説に根差した日本の教育を根幹から見直せという理屈につながる。大学(=学校)にその学校への入学を希望する生徒たちを疑ってかかれと要請しているのと同然だ。大学の責任を云々する人たちは、その点を分かってそう言っているのだろうか。

ただしこれからは日本の教育も性善説一本やりでは無理が生じてくるのも確かなことではある。

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